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「母乳バンク」は安全?未熟児を救うシステム

母乳バンク

が日本で初めて東京昭和大学小児科で設立されました。

母乳が良い事は以前から知っていましたが、
どうやら母乳の力は、私が思っていた以上の様です。

母乳バンクとは?
その安全性、必要性をみてみましょう。

母乳シェアやアメリカでの母乳バンク提供者のガイドラインについても調べましたのでどうぞ。

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母乳がでるように、ハーブティーを飲むのも自然の力ひとつですね。。。


    

「母乳バンク」とは、

母乳が何らかの理由で出なかったり、
乳児にあげる事が出来ない場合に、

別の女性が提供した母乳を乳児に与える為の
母乳を保管し提供するシステムです。



欧米を初めとする、多くの国で既に取り入れられていて、
近年需要が非常に高くなっています。


母乳バンクをただの「もらい乳」の延長に考えると、
衛生上の安全等が懸念されてしまい、
つい偏見の目で見てしまいそうですが、

血から出来た母乳を扱う為、
アメリカ等では、母乳提供者に対するガイドラインが設けられていて、
献血と似たような対処が行われています。


まずは、母乳バンクの必要性と安全性を見てみましょう。



               ★



<母乳バンクの必要性>


母乳が出れば母乳で育てたいけど、

  母乳は出ない(足りない)なら、粉ミルクがあるからいいんじゃない?

  何で、そこまで無理に母乳なの?

と考える方もいるでしょう。


しかし、赤ちゃんが未熟児で2500gにも満たない低出生体重児、
更には1500gにも満たない極低出生体重児の場合は、
粉ミルクが致命的な結果に結びつく可能性があるとしたらどうでしょうか?


    ママと赤ちゃんの手



母乳を飲んだ赤ちゃんは免疫力があると良く言いますね。

母乳には赤ちゃんの防御能力がない腸に、
粘膜をつけ、細菌などの悪者から守るという作用があります。

この作用は、特に低出生体重児、極低出生体重児には大切な作用となります。

母乳は腸を通りながら、腸を自然と整え、栄養吸収されます。


低出生体重児、極低出生体重児は、
壊死性腸炎(えしせいちょうえん)を引き起こし易いと考えられています。

壊死性腸炎(えしせいちょうえん)は腸への血液の流れが障害され、
そこに細菌等の感染により腸が壊死してしまう病気です。

生後30日未満に多く、早産児や体重が1500g未満の
未熟児に起こる危険性が高い病気です。

粉ミルク等の人工乳はこの壊死性腸炎を引き起こしやすいと言われています。

壊死性腸炎は死亡率も高く、一命を取り留めたとしても、以後、発達に影響がでたりします。


低出生体重児、極低出生体重児には、一刻も早く母乳を与えて、
防御能力を高めたいところですが、早産の為、母体がすぐに母乳を出せない場合があります。

でも人口ミルクをあげれば、壊死性腸炎の危険性を間逃れません。

だから、母乳バンクが必要となるわけですね。




    乳児




<母乳バンクは安全?>


日本で最初の昭和大学小児科の母乳バンクでは、
母乳提供者は、同大学病院で出産し、
赤ちゃんがNICU(新生児特定集中治療室)に入院している方に限る事で、
母乳の安全を確保しているそうです。

また、母乳赤ちゃんに与える前には低温殺菌をしています。



母乳バンクが進んでいるアメリカではガイドラインが設けられています。



〜母乳バンク提供者の基準、同意項目〜

 健康な人
 血液検査(エイズ・肝炎等の病気の検査)を受ける事に同意する
 処方薬やサプリを普段取っている方は対象外
 たばこや違法ドラッグの摂取がある場合は提供できない
 母乳搾乳の12時間前にはアルコールを摂取しない
 カフェインの制限に同意する




母乳バンクからミルクを貰う為には、医師からの処方箋も必要です。

母乳バンクでは栄養価(脂分、糖分、タンパク質)も分析され、母乳の栄養成分もチェックしているようです。


日本での「母乳バンク」についても、利用者の安全性を考えて、厚生労働省の監視の元、
早いうちにガイドラインを設ける必要があるのではないでしょうか。




でないと、また、
「献血から作られた血液製剤にシャーガス病がまじってしまった」
みたいな事が、起こりかねないですよね。



    

<SNSで広まった母乳シェア>



さて、カナダのバンクーバ在住のエマ・クワスニカさんが
フェイスブックを通じて母乳をシェアするグループを作り、
全米及び世界各国で賛同者がいる事が話題になっています。

団体の名前は、

『Human Milk 4 Human Babies』(人間のミルクを 人間の赤ちゃんに)


母乳を提供したい人と母乳が必要な人がフェイスブックで交流をとり、
自宅から近いところにいる母親同士が母乳をシェアするという仕組み。

あくまでも無料で母乳をシェアする事が目的で、売買は禁止されています。


しかし、このシェアでは、お互いの信頼のみでなりたっている為、
血液検査等も無いので、衛生面、安全面、ちょっと心配ですが、
それでも母乳が欲しい人が後を絶たないという事ですね。


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<今後の「母乳バンク」in 日本>


高齢出産、不妊治療が増える中、低出生体重児も増加しています。
そんな「母乳バンク」の必要性が高まっている日本。

昭和大学小児科では、NPO法人(特定非営利活動法人)等を作って、
全国に「母乳バンク」を広めようと考えているそうです。


偏見、先入観をとって、「母乳バンク」を見てみると、
あまった母乳を欲しい人にあげるという、
合理的で利点が多い仕組みだと感じます。

何より母乳によって、小さな命に生き延びる
可能性をあたえられるという点が、素晴らしいですね。



            ★         



私はだんぜん母乳育児賛成派です。

私の母乳の量は、やっと息子が育つ量を保った感じでした。

でも生後4ヶ月頃の離乳食の前は、少し足りていなさそうだったので、
医師の進めで生後5ヶ月で離乳食をゆっくりはじめる事になりました。

結果的には、2歳半まで母乳をあげられて、大満足の母乳育児が出来ました。
卒乳も本人の了解で、すんなり出来て、母が寂しいくらいでした。^^

そのせいか分りませんが、息子は体が丈夫です^^




母乳育児なんて、偉そうな事を言っても、それは動物が本来あるべき、
親からのミルクを飲む、というただそれだけ。笑


栄養面だけでなく、親子の絆を結ぶ大切な行動でもあるのですが、

そんなうんちくを垂れなくても、自然の摂理が一番良いと、母の直感でわかります。^^


だって、考えてみたら、他の動物は自分の母親のミルクを飲みますものね。
人間だけが、牛のミルク飲んで育ってるんですから、そっちの方が不思議です。




粉ミルクが流行った時代とは異なり、母乳の大切さは、確実に見直されていますが、
これからは母乳バンクが認知されて、母乳バンクを必要としている人が、
誰でも利用できる様になると良いと思います。

本当、母乳パワーって凄いですね!