仏滅に結婚式
大賛成の管理人です。
まだ読んでいない方は
仏滅に結婚式が何故イケナイ?!
もどうぞ。
仏滅は六曜のひとつで、中国で生まれたとされていますが、
暦としてどの時代からあったのかは、わかっていないそうですね。
では、次にもう少し詳しく六曜の事、そして仏滅と仏教には関係があるのかを見てみましょう。
日本での六曜の広まり
中国から日本に六曜が伝来したのは、
鎌倉時代(1185-1333年)末期から
室町時代(1336–1573年)にかけてと言われています。
六曜の名称、解釈、順序は少しずつ変わり、1800年代の始まり頃から
今の形になったそうです。
そして、江戸時代幕末頃(1853–1868年)から民間の暦で広まり始めました。
明治時代(1868–1912年)になり、
政府が吉凶付きの暦注は迷信であるとして禁止された時
何故か六曜だけは迷信としては扱われず
引き続き暦に記載されました。
これが更に人気を呼んだそうで、
多くの暦注の中でも六曜は歴史が浅いにも関わらず、
第二次世界大戦後の大流行となり、現代の日本に広まりました。
そんな、六曜ですが、行政等の公共機関が
作成するカレンダーでは使用されていません。
理由としては、六曜が根拠のない迷信である、
また無用な混乱を避けるため、等と言う事です。
仏教と仏滅の関係
仏(ほとけ)という文字が使われている為、
仏教や仏事と関わりがありそうに思われがちですが、
実は仏教とは全く関係がありません。
むしろ、お釈迦様は占いを禁じています。
こちらが涅槃経※(ねはんぎょう)からの引用です。
如来法中 無有選択 吉日良辰
(如来の法の中に吉日良辰を選ぶことなし)
お釈迦様は、良い日、悪い日、良い方角、悪い方角等を選ぶ事は無いと
教えています。
宗派によっては、迷信、俗信はタブーとまでしています。
※涅槃経は、『大般涅槃経』(だいはつねはんぎょう)の略称で、大般涅槃(釈迦の入滅のこと)を叙述し、その意義を説く経典類の総称の事です。
仏滅結婚式は不幸になる?
さて、今まで読んで頂いたら、皆さんも六曜だの、仏滅だのが
迷信からきている事はおわかりになったと思います。
そうとはわかっていても結婚式の日取りにおいては、
仏滅は避けるべきだと言う考えが今でも広まっていますね。
それは、結婚が、本人達だけでなく、親、親戚、上司などの
ゲストがどう思うか、という配慮からきている場合が多い様です。
しかし、本人、親が気にしないのであれば、
その旨をゲストの方達に伝えても良いのではないでしょうか。
仏滅の日は会場が空いていますし、
『仏滅プラン』などとうたった、割引プランも用意されています。
費用を押さえられるし、更に式場のスタッフもあまり混んでいないので、
ゆとりを持って対応して下さるでしょう。
でも、縁起を担ぐ事を気にされる方は、迷信深い方は、何を言っても、
仏滅=悪い日
のイメージは変えられないでしょうね。
根拠が無くても、信じているだけで、人間にすごいパワーをもたらしてしまう事って
沢山ありますしね。
仏滅にご結婚される方は、仏滅は単なる迷信という事を周りにも理解して頂いて、
自分達の幸せは日取りにも、何にも左右されないという信念を持って
強く立ち向かえば、
仏滅結婚式であろうが、これから一緒に幸せになる第一歩を踏み出せる事でしょう。
ほら、
「物が一旦滅び、新たに物事が始まる」
の解釈を忘れないでください。
ふたりが一緒になって、これから新しい人生が始まるのに、
最適な日ではないでしょうか。
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