うろこ雲
が見える秋空の今日この頃。
アメリカでもうろこ雲は見えます。^^
さて、うろこ雲って、魚好きな日本だからこそ生まれた名称だなぁと思ってました。
いわし雲、さば雲って、どう見ても魚から切り離せないのでしょうか。笑
では、ひつじ雲とは同じ雲なのかと思っていたら、違いました。
ひつじ雲も名称としては、可愛らしいですね。
今日は小学校位に理科でやったような気がしますが、
遠い日々を思い起こして、うろこ雲とひつじ雲の違いについて調べてみました。
そして、英語でもなんて言うのか勉強してしまいましょう!
鱗(うろこ)雲とは
巻積雲(けんせきうん、絹積雲とも書く)という雲のこと。
うろこ雲、いわし雲、さば雲は俗称で、秋の季語でもある。
高度5−15kmの上空高く浮かぶ。
雲を構成する粒は氷の結晶からできている。
上層雲に分類される。
英語(学術名)では【cirrocumulus】[シーロキュムラス]
羊(ひつじ)雲とは
高積雲(こうせきうん)という雲のこと。
まだら雲、ひつじ雲、叢雲(むら雲)が俗称。
高度 2−7kmの上空に浮かぶ。
雲を構成する粒は大抵氷の結晶からなるが、巻積雲と違って水滴の場合もある。
中層雲に分類される。
英語(学術名)では【altocumulus】[アルトキュムラス]
そして、英語だと、巻積雲と高積雲をひっくるめて、
【mackerel sky】 [マクレル・スカイ]
その名も サバ空。
何と、英語でも魚でした!!
でも、日本の様に細かい事気にせず、全部ひっくるめて、サバっていうのも西洋的です。
英語だと、魚の名称も日本語と比べ、ぐっと少ないので、
サバの模様が妥当な例えという感じでしょうか。
本当、同じ魚に辿り着いたとはビックリです!
英語の方が羊に行くかと思いました。
場所に寄っては、
【buttermilk sky】[バターミルク・スカイ]
とも呼ぶそうですが、バターミルクとは発酵ミルクみたいなものです。
なぜ、バターミルクと例えたのでしょうか。
想像ですが、ミルクが発酵されて、
ザラザラが出来たものが、似ているのかも知れないです。
(何となく、古いミルクの下の沈殿物を想像してみました。。。)
★
ラテン語から来ている学術名は、
とっても覚えにくいですね。
これは子供が学校で学ぶとか、
天気予報の気象学者が使うくらいでしょう。
(アメリカでは、どんな小さなテレビ局でも、独自の気象学者を雇って、
天気予報を流します。全国の天気予報が気象庁によって仕切られていません。笑)
ブリタニカキッズ(英語)というサイトに
わかり易い絵が出ていたのでリンク付けました。
ブリタニカ・キッズより www.kids.britannica.com
<ラテン語学術名>
巻積雲 (うろこ雲)
巻雲(cirrus)+ 積雲(cumulus)→ cirrocumulus(シーロキュムラス)
高積雲 (ひつじ雲)
高い(alto-*) + 積雲 (cumulus) → altocumulus(ルトキュムラス)
*altusから派生した接頭語。
でも、そうは言われても、下から見上げている私たちには、
どの辺りが中層雲や高層雲か分かりにくいですよね。
〜おまけ〜
うろこ雲(巻積雲)とひつじ雲(高積雲)の見分け方のポイント!
1。雲のできる高さ(巻積雲の方が高い所にできる)
2。ひとつひとつの雲の大きさ (巻積雲の塊の方が小さい)
3。雲のうすさ (巻積雲の方がうすい)
4。光の通り方と雲の色
(巻積雲には太陽の光が出来る。高積雲ははっきりとした白色で下部は灰色。)
★
巻積雲は、低緯度から高緯度まで、
幅広い地域で、ほぼ1年中見られるそうですが、
特に日本では、台風や移動性低気圧が近づく秋に多く見られる為、
秋の象徴的な雲だとされています。
そんな、うろこ雲を見て、
「あー秋だなぁ。秋刀魚が食べたいなぁ♡」
と思うのは、私だけでしょうか?
ちなみに、アメリカでもサンマ手に入るんです。
韓国系のお店では、結構安く、プリプリとした生きの良いのが出回ってます。
「僕ももっとサンマ食べる!」
と息子が食べてくれるのは嬉しいのですが、
骨取りがめっちゃ大変何ですよね。
うろこ雲 + 秋 →秋刀魚の季節
日本は美味しい物が沢山ある時期ですね。
あー、色々食べに帰りたいなぁ♡
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