痰で苦しむ赤ちゃん・子供〜どうやって痰を出しやすくする?

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痰で苦しむ赤ちゃん・子供〜どうやって痰を出しやすくする?

痰と咳。

切っても切れない縁ですが、とても苦しいですよね。

私は11月の初めにかかった風邪をこじらせてしまって、
今だに咳と痰と戦っています。

この胸の辺りできゅ〜っと来る感覚。
痰が絡んでなかなか出ない。
咳をしても上に上がって来ない。。。

一体、痰とは何なんでしょうか?

ほら、子供は痰を外に出さずに、ゴクンと飲み込んでいますよね?

こんな風に飲み込んだら、また痰となって、永遠に痰の出る咳が出続けるのでは?

何て疑問に感じたので、痰について調べてまとめました。

痰って何?

痰って実は健康な人でも分泌されています。

痰は呼吸器系(肺や気管支)で作られる粘液の事で、
鼻腔からのものとは異なります。

痰には呼吸器系に侵入してくるを絡めとって
対外に排出する役目があります。

また、ウイルス細菌等と戦った白血球が死んだ物も唾液に混じり、
痰となって外に吐き出されます。

痰の成分は、糖タンパク、免疫グロブリン(抗体)、脂質を含む水ですが、
遺伝子、気候、免疫系の状態によっても左右されます。

痰の色はナニ色?

絵の具

痰の色は通常は透明や白色ですが、
主に気道の感染の時には黄色っぽい色になります。
菌やウイルスを殺そうと白血球が戦い、
その後の死骸が含まれると黄色や黄土色になります。

また、感染した菌が緑膿菌等の感染症の場合や蓄膿症の場合の痰の色は、
緑色や黄色がかった緑色となります。 

痰の色から色々な病気が疑われますが、
少しでも異常を感じたら医師に相談しましょう。

痰は高温多湿

体内の痰は、高温多湿の状態で、
細菌も繁殖しやすくなり、
感染を起こしやすくします。

気道にある痰は息をする時の妨げになり苦しいので、
吐き出すと楽になりますが、
高温多湿の痰を外に出す利点がもう1つありました。

痰は飲み込んでも大丈夫?

子供は痰を出す事が出来ないので、咳と共に上にあがって来た痰を
飲み込んでしましますね。

親としてはこれで大丈夫なのか心配ですが、
痰の成分の事を考えると、特に飲み込んで悪いものは無く、
飲み込んだ痰は、痰に含まれる菌も一緒に胃液に消化されてしまうので、
特に心配はいらないようです。

咳 男の子

痰を出すためには

痰は水分がなくなると粘り気が強くなり、さらに排出しにくくなります。

まずは、とにかく水分を沢山取り痰を柔らかくする必要があります。
冷たい飲み物は気管を収縮して咳を促すので、暖かい飲み物を飲みましょう。

合わせて、室内の空気乾燥も大敵ですので、加湿器をつけたり、洗濯物を干す等して、
適度な湿度を保つ必要があります。

痰を出すコツ

1)喉を潤す

喉が渇いている時に咳をしても痰は出にくいです。
白湯を1〜2杯飲んで、数分すると痰が出やすくなります。

2)痰を移動させる

痰は空気の流れで移動するので、無闇に咳をするより、
ハーハーと息を何度も吐いて、胸につかえた痰を上に移動させてから、
咳と一緒に痰を出すと、大きな咳が喉に負担を与えるのを少し妨げられます。

3)咳を数回に分ける

こちら↓↓にも書いた咳の仕方ですが、
咳が止まらない夜の対処法★子供にも効く民間療法

1回大きな咳をゴッホ〜ンとするより、
3〜4回に分けて、ゴホ、ゴホ、ゴホ、ゴッホ〜ンとすると、
最初の数回の小さい咳で痰が出やすくなり、
最後の1回で痰が外に吐き出されます。

4)タッピング

張り付いている痰を、振動で動かしてあげる方法です。
背中を軽くトントンたたいてあげると少し痰が出やすくなります。
自分の時は、胸を軽くトントン叩きます。

赤ちゃん・子供と痰

赤ちゃんや子供がゼーゼーしていると、
お母さんはいてもたってもいられないですよね。

しかし残念ながら、親として出来る事は限られています。
部屋の加湿水分をこまめに与えるようにしてあげましょう。

また、お子さんの胸をさすって上げると、痰が切れやすくなります。
咳をしている時にゲップを出す時の様に、背中を叩くと痰が出やすくなります。

そして、なるべく早く小児科医に診てもらいましょう。

適度な湿度・室温とは

風邪やインフルエンザを予防する適度な湿度は50〜60%と言われています。
痰と戦っているときもこの湿度は保ちたいですね。

しかし、湿度が高くなりすぎるとカビの原因ともなりますので、注意が必要です。

尚、風邪の時は、室温を20〜25℃と暖かめに保ち、体を温めましょう。
そして、朝方の急激な気温の低下は咳を誘発するので、適温を保つ工夫が必要です。

換気も忘れずに

外が寒いと窓を開けたくなくなるのですが、
風邪予防には換気が大切。

特に家族に風邪をひいている人がいる場合は尚更です。
家族全員に風邪が広まらない為にも、頻繁に換気をしましょう。

そして、何より。。。

もし風邪をひいてしまって、咳、痰で苦しんでいるなら、
酷くなる前に医師に診てもらいましょう。

苦しい咳も、痰を出やすくしたり、キレやすくする薬で、
かなり楽になります。

咳はただでさえ長引く傾向にあるので、
苦しい期間はなるべく短くしたいですね。

           ★

アメリカの暖房はセントラルヒーティングで、家中暖かくなるのですが、
その為、暖房の微調節は出来ませんし、室内はひどく乾燥します。

私の風邪が長引いているのも、適度な湿度が保てていない事、
医者に診てもらったのが遅かった事、
室内の換気が悪かった事等があげられると思います。

それに加えて、忙しくて寝不足だったりしてました。

体調管理って、頭でわかっていても、実践するのが中々難しいです。 汗

そう言えば、毎年11月頃に風邪をひくので、
これを教訓に、来年は早めの風対策をたてようと心に誓ってます。

風邪をひいている皆さん。
お大事に〜

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